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飛行機〜台風〜

こんにちわ001.gif
皆さんコメントありがとうございます。大変勉強になります。
これからもドンドンご教授お願いします017.gif

さて、今日の勉強部屋は『台風』についてお勉強します。

まずは台風の定義からご説明します。
熱帯低気圧のうち、経度180度以西の北太平洋、すなわち、日本の南東海上で発生し、発達して中心付近の最大風速が17.2メートル以上になったものを『台風』といいます
ちなみに17.1メートル以下のものは『弱い熱帯低気圧』といいます。

台風のエネルギーは温帯低気圧とは違い、不安定な気層の中に積乱雲が発達し、その時の水蒸気の凝結による潜熱です。
また、台風という気象条件で見落とすと危険なのは、台風の中心から離れた地域にあるらせん状降雨帯(spiral rain band)の積乱雲です。
例えば、台風の中心が遠くにあるのに竜巻が発生したりするのは、この降雨帯の積乱雲によることが多いのです。
ただし、この積乱雲のバンドは等圧線の形からは判別できないのですが、気象衛星やレーダーエコー合成図では簡単に見つけることができます。

飛行計画を立てる場合は台風予報は不可欠ですが、台風の予報は現在はまだ十分とはいえないので持続性と気象学を併用したものなどいろいろな方法が用いられています。
予想位置は一致しないことが多いので24時間、48時間先の位置を点で予報することは現在では無理とされています。

自然を相手にする私たちパイロットにとって気象学は大変重要なものです。
気象学は少し複雑で難しいですが。。。千里の道も一歩から頑張って勉強していきましょう004.gif

by cebutop | 2011-04-08 11:58 | 勉強部屋  

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